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JOIFAからのお願い

商慣行改善についてのお願い

当会では、通商産業省(現経済産業省)のご指導で平成6年度に「オフィス家具の商慣行改善調査報告書」を作成致しました。この調査報告書に基づき、平成8年3月に改善すべき課題として下記の商慣行改善についてお願い致しました。


物流費に関する商慣行改善についてのお願い

最近は、高層ビルの増加や道路事情の悪化、環境問題である廃棄物の処理、製品廃棄のお引き受け、PL推進としての施工、組み立ての諸方策等々により物流に関する費用が増大の一途をたどっております。製品のコストに反映できない状態であります。当会会員企業は、お客様至上主義に徹し、安全第一にしかも環境に配慮した製品の供給や流通の合理化に全力を傾注しております。このような情勢の下、当会会員企業より物流費に関する商慣行改善のお願いがありました節は、ご高配の程お願い申し上げます。


オフィスプランニングに関する商慣行改善についてのお願い

オフィスの生産性への意識が高まり、それとともにオフィスプランニングへの関心が一段と増幅致しました現在、当会会員企業はその需要に応えるべくオフィス調査やオフィスプランニングの研究およびデザインスタッフの充実、CADの導入、お客様のニーズの正確な把握等々積極的に取り組んでおります。このような情勢の下、当会会員企業よりオフィスプランニング費に関する商慣行改善のお願いがありました節は、ご高配の程お願い申し上げます。

健やかな空気質の確保を
目指して、換気励行のお願い

1.製品納入時の注意事項

購入当初は、化学物質の発散が多いことがあります。暫くの間は、換気や通風を十分に行うよう心掛けてください。室内の換気が十分に行われないと室内化学物質濃度が高まり、健康に影響を及ぼすことがあります。


2.温度や湿度の変化による換気の励行

室内が著しく高温多湿となる場合(28°C、相対湿度50%超が目安)には、窓を閉め切らない様にするか、強制換気を行ってください。室内化学物質濃度が高まり、健康に影響を及ぼすことがあります。
上記の注意事項は、使用者の健康阻害を防ぐため、極めて重要です。ぜひ、お守りいただくようお願い申し上げます。

『事務机の高さ』について

一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)は、働きやすいオフィス環境を目指し、働く人の体格向上やユニバーサルデザインを考慮し、事務机の高さ720㎜を推奨いたします。


机の高さのシミュレーション

机の高さが700㎜に設定された1971年(昭和46年)当時の平均身長を、現在の平均身長に置き換えて机の高さをシミュレーションすると、下記のような結果となる。なお、下腿高については「下腿高=約1/4×身長」、差尺については差尺※=290㎜(男)、280㎜(女)と設定した。
※差尺については、筆記作業の能率に重点をおいた場合は「1/3×座高-(20㎜~30㎜)」、読書や長時間作業の場合は「1/3×座高」が好ましいと言われている。今回は1971年のJIS改正時に使用された男280㎜~300㎜、女270㎜~290㎜の数値のそれぞれ中間値を採用した。
(出展:「新しい事務用机・いすの使い方-JIS改正と、その背景-」、昭和48年 日本金属家具工業組合)


1970年JIS改定時の体位から算出

a. 身長(平均) 男:1654㎜ 女:1536㎜
b. 座高(平均) 男: 898㎜ 女: 856㎜
c. 差尺 男: 290㎜ 女: 280㎜
d. 下腿高(1/4×a) 男: 414㎜ 女: 384㎜
e. 机の高さ(c+d) 男: 704㎜ 女: 664㎜
※JISでは男700㎜、女670㎜。

現在の体位から算出(2009年)

a. 身長(平均) 男:1711㎜ 女:1579㎜
b. 座高(平均) 男: 907㎜ 女: 842㎜
c. 差尺 男: 290㎜ 女: 280㎜
d. 下腿高(1/4×a) 男: 428㎜ 女: 395㎜
e. 机の高さ(c+d) 男: 718㎜ 女: 675㎜